レッドウィング – クラシックモック#875
レッドウィングの大定番。6インチ モックトゥのワークブーツ「875」です。
RED WING 875 Classic Work 6″ Moc-toeレッドウイング 875 クラシックワーク 6インチ モックトゥOro Legacy オロ レガシー
クラシックモック 875
- レザー:オロ「レガシー」
- 製法:グッドイヤー・ウェルト
- ソール:トラクショントレッド
- ラスト:No.23
海外のInstagramerを見ると、レッドウィングといえばこれを履いている人が多い印象です。あとアイアンレンジとか。履き込んだ風合いはとてもかっこいいです。
875のややこしい遍歴をざっくり説明
発売当時ハンティングブーツとして高い評価を得て、その後労働者たちからも人気を博し、アメリカを代表するワークブーツに。875に使用されたオロラセットレザーの色合い(オレンジがかった薄茶色)が猟犬アイリッシュセッターの毛色に似ていることからそのまま愛称として親しまれました。
90年代に日本で起きたレッドウィングブームの際は、オロラセットレザーが赤みの強い色(赤茶)で製造されており、良くも悪くも日本ではそれがレッドウィングのイメージになりました。
が、本国アメリカでは「こんな赤茶色は875じゃない」という声が上がり、元の薄茶色に戻していきます。これがオロイジナルレザー。しかし戻した薄茶色が本来より薄かったようで、またまた元に戻すべく製造されたのが現在のオロレガシーレザーです。
ちなみに薄茶色に戻したはいいけど、日本では相変わらず赤茶色が人気だったため、8875という品番で赤茶色が復活しました。このレザーをオロラセットポーテージと言います。
そしてそして、当初は製造過程での色ムラが多く、赤みの強い茶色もあれば黄色よりの茶色などもあり安定しなかったようです。その中でゴールドに近い明るい茶色を再現復活したのが9875。このレザーをゴールドラセットセコイアと言います。
結論、レザーの種類を整理するとこうなります。
- オロラセット(現行は赤茶色8875)
- オロイジナル(薄薄茶色。現行品なし)
- オロレガシー(オレンジよりの薄茶色。現行品875)
- ゴールドラセットセコイア(黄金色よりの茶色。現行品9875)
更にアイリッシュセッターという名称について、正しくはアイリッシュセッターの刺繍タグが付いたもののみこう呼びます。レッドウィング社の方針の詳細が分かりませんが、時期により付いてたり付いてなかったりします。ちなみに現行の875には刺繍タグがないので正確にはアイリッシュセッターではなく「クラシックモック」になります。9875は刺繍タグがあるのでアイリッシュセッターに属します。